料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」にある『市原市オッサくんのキッチン』が注目を集めている。市民に親しみをもって利用されるようにと、市のマスコットキャラクターであるオッサくんがメニューを紹介。離乳食や幼児食、糖尿病をはじめとした生活習慣病予防食、低栄養予防食など各ライフステージに配慮したメニューのほか、市内の農産物や郷土料理などバラエティ豊かなレシピが毎月更新されている。ブログもあり、健康情報やイベント情報も発信中だ。
担当課である市原市役所保健福祉部保健センターによると、市原市が実施する健康や食に関するイベントや事業などで啓発が行われているものの、関心の高い人が集まる傾向にあり、『健康格差の縮小』が難しい状況にある。そこで、男女ともに幅広い年齢層の方が利用し、市民にとって身近な存在である『クックパッド』に、市の公式キッチンを開設。乳児から高齢者までライフステージに配慮した健康的なメニューの紹介や、食育に関する情報を掲載することが、無意識のうちに何気なく市民の日常生活へ溶け込む健康づくりの一つとなり、ひいては、いちはら健倖まちづくりプランの総合目標である健康寿命の延伸と健康格差の縮小に繋げるのが狙いだ。
オッサくんが調理したり食べようとしたり……楽しい動画も公開している職員の一人、管理栄養士の江口さんは「開設して3年、健康に関心がある人もない人も、いつの間にか健康になれる情報に触れられる環境を整えています。『市原市オッサくんのキッチン』を通して、市原市民の皆様はもちろん、市外、県外の方にも市原市の魅力を知ってもらい、“いつの間にか健康になっていた”という方が一人でも増えることを期待しています。市の公式キッチンというと固いイメージかもしれませんが、たくさんあるレシピの中から大勢の方に『市原市オッサくんのキッチン』にアクセスいただき、実際に作ってくださった方から『つくれぽ』を寄せられた時は大変嬉しく、ありがたく拝読しております。今後も、健康増進・食育の推進に繋がると同時に、市民の皆様が今必要としている情報は何かということを意識しながら、レシピを考案していきたいと思っています」と話す。
各レシピは、庁内関係課や食育に関わる外部団体と連携をとりながら掲載されているが、今後もその連携を継続していく一方、市内の農産物を使った料理や郷土料理などは、広く市民からもレシピを提供してもらえるよう検討しているそうだ。
問合せ:市原市役所保健福祉部保健センター
TEL.0436・23・1187
☆コーンスープで♪お手軽リゾット☆
・材料(1人分)
コーンスープの素1袋 お湯約150cc ご飯100g
卵1個 ピザ用チーズ20g ミニトマト3個 オリーブオイル小さじ1
・作り方
①コーンスープを規定の量で作り、ご飯を入れ混ぜる
②卵を入れ、かたまりがないように、しっかりほぐす
③半分に切ったミニトマト、ピザ用チースを上に乗せ、ラップ無しで600Wのレンジで2分ほど加熱
④オリーブオイルをまわしかけたらできあがり